自宅の約3帖の部屋をドラム教室用の防音スタジオとする為に、自作DIYにて素人施工なので試行錯誤しながら製作しています。前回までに内部建屋の防音壁、天井が完成しました。残り作業としては、入り口枠の仕上げ及び防音扉の製作、窪んでる部分の音響機器コーナー、内部の吸音材施工となります。
天井部の扉枠を固定していきます。天井の柱に固定できるように位置を確認してビス穴をあけていきます。
壊れた皿取錐の芯を六角ビスで固定されているので外して3.4㎜のドリルを固定したものを使用して貫通穴を開けています。前までは、ドリルと皿取錐を交互に付け替えてましたが、再利用もできて一石二鳥!
ビスで固定し、ひたすらダボで穴を埋めて、不要部をカットしヤスリで磨いていきます。地味にきつい作業です!(;´Д`)
縦の扉枠を固定するにあたり、防音扉の丁番を固定する位置を決定しトリマーで丁番の厚みを削っておくほうが後々楽になると考えたので先に防音扉の製作にかかることに!2×4材、2×6材、105×27の木材で製作することにしました。2×4材の厚み38㎜の前後に1.2㎜制振シート、12.5㎜石膏ボードで約65㎜厚の防音扉になる予定で製作開始!
必要寸法に切断してトリマーで丁番位置に厚み分を削っていきます!室内作業ですので集塵機を接続して作業しますが、それなりに粉塵が出ます。
厚み1.2㎜の89㎜タイプのステンレス丁番、4つで固定します。この時点では、扉の重さが最終どれぐらいになるか全く頭の隅にもありませんでした。この後、起きる重量に対する耐荷重問題のことを!(;´Д`)
27㎜厚の105㎜幅板をテーブルソーで65㎜幅にカットしそれを丁番側に設置します。開き具合や高さ等もこれで確認しておきます。フレームを作っていきます。
本体枠と合体させます。
扉を開けた側からもしっかり固定していきます。
扉のフレームだけの状態でも重さを感じたので扉枠の固定にⅬ型のアングルを補強で入れておくことに!上下はそこそこ隙間が有るのですが左右は隙間が微妙なのでトリマーで金具の厚み分削って設置することにしました。
これでトリマーによる削り加工が完了したので、設置個所の柱の位置を勘案してビスを打つ位置を決定し穴あけ加工を行います!この穴の数だけ埋める地味な作業が再び待っています!
設置しビスで固定していきます。
こちらの扉枠はそれなりに柱が有りますのでガチガチに固定できました!
隙間にコーキング処理を行っておきます。
上側の三角形材も想定通りピッタリ決まって隙間がほぼ無い状態で良い感じです。一応コーキング処理は行っておきます。
防音扉の製作に戻り、1.2㎜制振シートを貼った12.5㎜の石膏ボードを扉のフレームにビスで固定します。
裏返してコーキング処理を行っておきます。
この38㎜空間に何を詰めるか考えましたが、ロックウールの残りを使い切りたいのでそれを使うことにします。
真ん中はグラスウールを使って、上下はスポンジタイプの吸音材の端材処理を兼ねて貼っておきました。
1.2㎜制振シートを貼った12.5㎜の石膏ボードで蓋をしてビスで固定します。これで当初は、防音扉の完成!となる予定でした。が、つい見た目を良くしたいとの思いで9.5㎜の石膏ボードと6㎜のケイカル板をボンドで固定することに急遽仕様変更!このちょっとした仕様変更で、この後、二度手間三度手間と窮地に追いやられるとは、この時点では全く想像していませんでした!
クランプで押さえて固定します!
防音扉のボンドが乾くまでの間、機材置きの壁も埋めていきます!
その上からグラスウールを貼っておきます。パツンパツンですが貼る石膏ボードで面でゆっくり押さえると収まります。
床部も25㎜厚の木材でフレームを作成します。
ビスで固定します!
ロックウール25㎜タイプの端材処理をして埋めていきます。
残っている扉枠の柱側の三角形の隙間にも詰めていきます。
こちら側の柱は、中間材ぐらいしかないのでこの時点で少し強度に対して扉枠自体の38㎜の厚みで問題ないのか、考えるようになってきました。今頃になってかよーってな感じですが・・・(;´Д`)
床板の高さを合わせる為、11㎜のべニア板で床を張ります。
床がようやく完成したので、タイルカーペットを敷いていきます。ついでに奥側の壁に吸音材も貼っていきます。
形状に合わせてカットして埋めていきます。
機材置きの棚を作っていきます。機材の高さが変わる可能性もあるので高さが変更できるようにします。倉庫に転がっていたものを流用!
吸音材の厚みを考慮して25㎜厚の板の上に固定します。とりあえず棚板は、リーズナブルな桐の板を使うことに!棚の強度が不足しそうなら裏に木材で補強すればよいので!
とりあえず2枚程で様子を見ることに!
吸音材を貼る前に部屋内の音響機器の設置場所も先に作っておきます。リビングで使用していた5.1chのシアターシステムが全く使っていないのでとりあえずこれを使うことにし、スピーカー棚を倉庫にある端材で製作することに!必要な寸法で切り出し、トリマーで縁を装飾してパーツ完成!
設置していきます!PA専用のモニタースピーカーも置けるように少し高さと大きさも考慮して設置!
液晶モニター用のアームも設置!
音を確認しながらセンタースピーカー用と順次設置していきます。
パソコンのキーボード置きも製作しておきます。
リアスピーカーも設置!音楽を聴くなら2chが良いとか賛否わかれるみたいですが、ドラム叩きながら音楽を聞くのであれば、この方がよく聞こえるかも!ってとの想定でこうしています。実際やってみないとこればかりは不明!
とりあえずPC繋げてYoutubeの音楽再生してみることに!良い感じです!
そして防音扉のボンドも乾いて完成したので扉枠に固定すべく援助要請を発動!が、息子達は学校で不在なので嫁の帰宅を待って決行!!が・・・
重たいものでは、30㎏のお米を精米するのに持ち上げたりしていますので、それぐらいの重さかと思いながら二人で防音扉を持ち上げてみましたが、はるかに重く、持ち上げるとこまでは、何とか行けましたが、扉を運段階で、ギブアップ!!これを運びつつ徐々に垂直に立てながら防音室内の所定の位置に持って行く!って無理------!!!!と嫁!
落とすと間違いなく大惨事!というか、とにかく重い!なので、体重計を持ってきて測ってみたところ!52kg(;´Д`)
まだ、ハンドルやアルミの縁等が無い状態でこの重さなので完成時には60kg前後になる可能性!しかも、この重量を1.2㎜厚のステンレス丁番が4枚でぶら下げるには、普通に考えても無理!ここにきてパニクった私の思考は、数を増やせば何とか行けるかも!と、このステンレス丁番は6枚セットだったので、2つ追加しようとトリマーでとにかく加工!設置して一度ぶら下げて状態を見てみようと考えました。6枚とりあえず丁番を取り付けましたが、並びの見た目も悪く、モチベーションがダダ下がり状態に!丁番の芯も細く、どう考えてもこれでは受けきれないと、本能が訴えかけるのでやむなく中断して、冷静に考えて調査しなおすことに!
ここにきてようやく耐荷重の事が抜け落ちていたことに気が付きました!部屋の入り口の傾斜角を、部屋内の空間確保の観点でしか見ていなかったので、この段階で扉枠とそれを受けている柱との力の掛かり具合や荷重をかけた際の歪み等の影響も無視できないものと思われ、扉枠のさらなる補強や扉の重みを分散する方法が無いか検討することにしました!
丁番は耐荷重用の丁番が有りましたのでそれを発注!4枚セットでしたのでそれを使うことに!2枚で50㎏まで対応とのことで、数を付けても垂直に力が掛かりますので、重量の分散は期待できないようで、あくまで扉のたわみを取る目的で複数使われる感じのようです。
心が折れそうになっていましたが、耐荷重用の丁番が到着!見比べても一目瞭然、3㎜厚のステンレス100㎜タイプで芯にもベアリングが入ってる感じで頑丈さが見て取れます!これなら、重量級のドアを受け止めれると安堵!どん底まで落ちこんでいた私のモチベーションも何とか復活しました!
でもこれを付けるには、まず余計に削った2個分の丁番跡を埋めて、全ての丁番跡を3㎜厚でトリマー加工をし直す必要があります!(;´Д`)
しかも扉枠は、もう固定されているので垂直で作業!しかも防音室内に粉塵が行かないように養生する必要が!
無駄にパニクッて削った2箇所(対なので4)には、適当な木材からその厚みより少し多めの板をサイズに合わせてカットします。
木工ボンドで接着しクランプで固定します!
削ります!ついでにビス穴も埋めていきます!集塵機能付きの電動サンダーが倉庫で眠っていたのでそれを使うことに!一気に作業効率が上がります!
扉枠に関してもできる限り大きく太いL型金具を使って補強しておきます。
下側にも!
そして、扉を設置できる状態まで復活!!
いよいよ取付!丁番は耐荷重の物で不安はありませんが扉枠が歪まないかとか、少なからず不安がよぎります!息子二人がいる時を見計らって援助要請!前回と違って前もって設置台を製作しました。
50kg以上ある扉を持ったまま丁番を固定することを想像したら、何らかの支持する物の上に置いてから作業をしないと無理だと考えました。ただ固定し終わった後、その支持するものを撤去しないといけないので高さを調整できるこの仕様にしました。端材で作成していますので、一応、補強もしておきます!裏はこんな感じ!高さ調整脚付きの8㎜ビスをワッシャとナットを付けて4本乗せてるだけの簡易治具です!
息子達と運び込む手順と固定するまでの綿密な打ち合わせを行ってから実施!
この高さ調整簡易治具に重量級の防音扉を置いて、息子がビールサーバー側に入り高さ調整を行い、もう一人は扉が倒れないように固定するまで支えて格闘する事、30分!何とか固定完了!恐る恐るゆっくり支えてる台を下げて、やっと息子も開放!
懸念していた壁の変形等の歪みや、きしむ音等も無く、開閉もスムーズ!
教室側から防音室を見て扉の左上、計算通り約10㎜程の隙間です!
左下もよさげ!下側は、約15㎜とクリアランスを多めに設けました。
上は8㎜で設定!
このままでも問題なさそうですが、重量を分散する目的で、中華でよく見かけた門塀で使われているショックアブソーバー付きのキャスターをポチッと取り寄せることに!本土からの取り寄せなので2週間は、掛かりそうなので設置台で固定して扉枠に余計な負荷がかからないようにし、それまでに内装を仕上げることに!
ただでさえ狭い部屋に各種ケーブルを通すのに床置きはNGなので、壁でぶら下げる方式に!パーツを加工!
中間と上部の2ラインで対応できるようにします!上部マイクのステーも固定しておきます。吸音材もビールサーバーコーナーで使用したお得な50枚セットが赤黒しか無かったのですが、ここにきて青黒のお得な50枚セットが入荷されておりポチっと!単調にならないように色、配置を工夫して施工!
液晶モニターもPC用と、カメラ用の2台体制に!マウス用の置き場も設置!
鏡の代わりにカメラを使って確認できるようにネットワークカメラを設置!
壁には棚等の障害物がありますのでその形状を吸音材に反映させる必要がありますが、上側の斜めでそれらの位置の復元は、下側の直角での復元より難しいです!
入り口側の機材置き場も天井が有るのでピラミッドタイプで加工!
位置の復元には採寸してその寸法をケガキますが黒のマーカーより白のマーカーの方が視野性も高く復元効率と精度も上がりお勧めです!鏡タイプなので常に邪魔くさくてもカットする前に位置の確認を行わないと、反対側になってしまい泣きを見ます!
50枚セットを2つ使用して100枚程吸音材を使用しています。
里道側の奥壁は、ビールサーバーコーナーで使用した紫黒のセットが24枚で、別の業者が出しているもので貼りましたが、24枚では足りなかったので、赤黒、青黒セットが余れば、それらで埋めようと思いましたが、丁度良い感じで、その面以外の壁は、全て埋まり、端材と数枚しか残らず!
機材置き側も完成!
にぎやかな感じに仕上がりました!紫黒の24枚セットをもう1つ追加しないと奥の壁が埋まらなくなったのですが、防音扉にも貼らないとなので、結果的にはその方が見た目も損なわずに行けそうです!
防音室内は吸音材待ちになったので、防音扉のグレモンハンドルの製作にかかります。本物は安くても諭吉が必要となりますので、既に予算オーバーしておりますので自作することに!とりあえず一番安い金物タイプのドアを用意して、分解してストッパーと戻りばねを除去します。ストッパーは、サンダーで三角の羽2つをカットします。
M6のボルトを使用しますので下穴5㎜のドリルで貫通させておきます。
M6のネジタップを切ってベアリング2つ用いて25㎜スペーサにて製作。
ここで吸音材と防音扉の重量分散用のアブソーバー付きキャスターの入荷待ちと、大阪の弟のお得意様からの依頼で1週間ほど、実家から通いでの仕事の為、今回はここまでです!次回、防音室内の仕上げと防音扉の重量分散対策を行っていきます!
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I like the efforts you have put in this, thanks for all the great blog posts. Aggie Dominik Marcia
KameNi~
ありがとですー!