自宅の約3帖の部屋をドラム教室用の防音スタジオとする為に、自作DIYにて素人施工なので試行錯誤しながら製作しています。前回に引き続き既存の壁及び天井の防音化を行っていきます。
⑤の壁の施工にかかります!
施工に際して、⑤~⑧は、浴室と隔てている壁で家を建てた当初、建築中に浴室の断熱性を上げるために、ミラフォーム30㎜タイプを自前で施工していたので壁内が狭くなっておりますので、50㎜厚のグラスウールを新調することに!この後の内部の防音建屋の壁内もロックウールとグラスウール併用で検討しておりますので、50㎜厚24枚入りを用意しました!余ったら天井裏にも施工ができますので!
厚みが薄い分丸めやすいので、丸めてそのまま天井裏まで持っていきます!
一番奥ですのでボード上を滑るようにして移動!
風呂場のコントロール用の配線が有ります!内部を一応確認しますが見にくいので、手前の⑥の壁内を参考に確認します!
途中に補強用と思われる木材が確認できました!間違いなくこの部分で引っ掛かりを起こします!(;´Д`)
で、予想通り動かなくなりましたので、壁を開ける位置を検討し、ケガキます!
配線があるかもしれないので慎重にノコの引き幅を少なくして作業しますが、端っこは壁に阻まれ、無理な姿勢での作業なので、肩こりがさらにひどくなります!
ビンゴ!!予想した通り配線がもろに背後に来ていました!耐震補強板に固定されていたので助かりました!ぶった切ると、配線の復旧で間違いなく2~3日お風呂が使用できなくなりますので、嫁の発狂間違いなしなので、その事態は避けなければなりません!
手を突っ込んで、何とか引きずりおろしました!想定していた通り補強材の入っている部分はかなり狭くなっており、50㎜厚でギリギリ通りましたので正解でした!
下まで到達したら、タッカーで留めて塞ぎますが、塞ぐ前に風呂場の天井は2重構造になっていますが何も施工されていないので、子供たちの使用しなくなった衣類がこの4月の進学に合わせて整理し捨てる予定でくくられていたものを、袋に入れて防音材にすることに!バンドのメンバーでアメリカ人のギター兼ボーカルをされている方のご自宅も1階に本格仕様のスタジオを設けられているのですが、防音処理の事を聞いたら、衣類で特に厚手のタオル生地みたいのがベスト!って話されていたので色々な種類の生地が、複合されることで幅広い周波数帯に効果が期待できそうなので使用してみることに!
点検口に入る大きさですがそこそこ重さはありますので施工位置に持っていくのが大変です!
グラスウールをタッカーで留めて、制振シートも施工しておきます!今使っている天井点検口は、天井の防振化処理で一旦封鎖し、別の位置に移設予定で、そうなるとこちら側の天井裏には、梁が阻んでこれなくなりますので、やれる処理は、塞ぐまでにすべて行っておく必要があります!時間を見て、石膏ボードもこの上から貼って、天井内も空間封鎖をおこうかと検討しています!
隣の⑥に移ります!こちらは我が家のメイン電源ケーブルが通っておりますのでよけながら突っ込んでいきます!
同じように引っ掛かりますので穴をケガキますが、先ほどより横幅を大きくしました!15㎝角がやはり作業性も高いです!
手を突っ込んでみましたが、まだ届く範囲に来てないので、ガイドをぶら下げて再挑戦!
ガイドも途中で引っ掛かるようで何度かトライして何とか出てきましたので慎重に引きずりおろします!
下まで引きずりおろして、動力ケーブルを通せるようにグラスウールに切込みを入れてタッカーで留めて完成!
制振シートも同じように施工して、⑦の壁にまいります!下の写真でグラスウールの背後、浴室天井に勝手口設置の際に切り落とした仕切りの壁のパーツをかなりの重さが有りましたが、天井裏を経由させてここまでもってきて設置しました!
この壁は、補強用の板だけかわす感じなので開口部だけを設けてサクッ!っと引きずりおろせました!
これらの穴を元に戻すべく、2か所ずつ支持板をボンドで留めておきます!
同じようにタッカーで固定して、制振シートを施工しておきます!
一番奥の壁面にも制振シートを施工しておきます!何せ奥まった場所で排気ダクトの形状に合わせて切断したり、タッカーを留めるだけでかなりの苦行です!笑
ボンドが乾いたので穴を塞いでいきます。
この時点で例のごとくテストを兼ねて簡易セットを組みます!
自分で聞いてみないことには、判断が付きませんので、下の息子にある程度のリズムで叩けるようにドラムを教えつつ確認!
スティックは、菜箸も用意して、軽めの音と、スティックを使ったフル音量で行いました!
結果は、前面道路では、ドラム音は、耳を澄ますと何か聞こえるかな?ぐらいで、里道の方へ歩いていくと、バスドラムの音と、フルアタック時のタイコ、シンバル音が聞こえてきます!前回同様な感じですが、少し空気の振動は抑えられている感じがします!神社側も前面道路同様、問題なさそうです!
現時点では、床の重量を上げて防振化を行ったのと、既存の壁にグラスウールだけ入れただけなので、ネットの書込みでもよく見受けられますが、グラスウールは消音材なので単体で使用しても防音効果はさほど感じれない!とのこで、実際、室内の仕切りとしての防音化でしたので、リビングで音を確認しましたが、前回より少しシンバルやスネアの中高音部が柔らかくなった感じと、バスドラでの家自体の箱鳴りは、かなり軽減できてる感じの効果と予想範囲の結果でした!
ようやく下地の処理が完成しましたので、既存の壁及び天井全面の制振シート張りと、12㎜コンパネ、ニードルフェルトを使用しての防音化に取り掛かります!
その4で購入先の違う2種類の制振シートに触れていますが、とりあえずコメリで扱っている大建の制振シートを壁に貼ってみました!
この段階で、制振シートの幅に大きな違いがあることにようやく気が付きました!両製品とも940×10Mと記載がありますが、大建シートの方は、970㎜ほどあり、コーナンの製品は950㎜程となっており、制振シートは、やはり重ねて使う感じが正しそうです。ただその場合床面等でフラットにしたい場合は、ぴっちり突き合わせて段差がない状態で施工したい場合もありますので、その場合は、コーナンの製品の方が良さそうなので結果使い分けて正解と感じました!壁は、ボードの重ね部分で若干浮きますが30㎜重ねて施工することに方針変更決定!
なので当初、つなぎ目を重ねないで施工するには、廻り縁や巾木を各々制振シートを先に施工して、後で壁とか天井はピッチリ突き合わせてと考えていたので全部施工してしまってます!
外すのは、邪魔くさいのでこのまま、上からカバーすることに!
窓の縁等も全て覆っていきます!
張る場所の幅に合わせて、コーナンの方も混ぜて使ってます!材質は同じようなのですが、シートを叩いてみたりすると、若干音が違うのと生地側の手触りも違うので、遮音する効果も違いがあるかはわかりませんが、期待を込めて混ぜてみました!
黒の世界に変わっていくと圧迫感が増してきますが、それとは逆に、制振されている感じでリビング側の生活音が薄れていきます!
ここでビールサーバー側の壁面に制振シートを貼ろうとしましたが、風力発電のケーブルが施工されていない⑪の壁をやはり先にグラスウールを仕込んでおかないと、途中で止まった場合、開口できなくなりますので先にやっておくことに!
発電用の経路を再確認したところ風力発電の引き込み線は、天井側からでも行えそうなのと天井側に設備があるのでグラスウールを施工しても手を突っ込めば壁面でも可能なので決行することに!
時間が無くてブログに掲載してませんが、太陽光と風力のハイブリッド発電を用いて蓄電池に電気を溜めてリビングの照明、テレビ、PCを自動で切り替えて使用しています!(現在は太陽光のみで運用!)
点検口から配線をまず整理します!
斜めに耐震補強材が入っていますので引っ掛かり間違いなし!で、グラスウールを突っ込んでみましたが案の定、引っ掛かって下に下がらないので開口することに!
この壁内には、DC24Vの配線が通っております。一応ブレーカーは入れてありますが、何せ中華仕様です。よって、いざ動作するかは不明ですので最悪、鋸刃でショートさせると発火して火事になる可能性が高いので2㎜のドリルで全周囲を穴あけ、最低限のノコ先だけで開口!
引きずりおろして、タッカーで留めて完成!
これでグラスウールを入れれる幅がある既存の壁は、全て充填しました!幅が狭い3ヵ所(③、⑧、⑫)は、この後予定してるニードルフェルトの施工時に幅に合わせてカットしたものを2~3枚重ねて垂らして入れてみようかと予定しています!
制振シート張りに戻ります!
天井面にある24時間換気用の換気口も取り外して準備にかかります!
現状の点検口は、内部の防音建屋が建つと使えなくなりますので、入り口の上あたりに移設することにしました!
下の写真の丁度この天井付近です!
教室側の点検口からアクセスできる位置なので天井裏から場所を決めます!
野縁材と同じ35㎜角材でオフセットさせて固定枠とします!
2㎜ドリルで、端を数センチ程、開けて室内から位置を確認します!
干渉するものが無いか確認して、枠をケガキます!
野縁だけ残して、いつも通り息子に助っ人要請!
新旧二つの穴が開きました!切り取った物は、旧の点検口を塞ぐのに使用しますので壊さないように大切にとっておきます!
天井面にかかりますが、とにかくシートが重いので助っ人息子二人に要請!
制振シートは結構硬いので先に寸法を測っておいて、折り目を先にある程度付けておくと作業がしやすくなります!
天井の照明は、内部の建屋が建つまで無いと不便なので、急いで復旧にかかります!
910×1820の石膏ボードを、位置を決めて二人に支えてもらって、あらかじめ野縁の位置を書き込んでおき、一気に留めていきます!石膏ボードを固定し、すぐさま10㎜の木工ドリルで元の穴を使用して天井裏から貫通!
線をコネクターに接続して、前付けていたビスより長いビスに交換して固定!
照明を戻して復旧完了!
排気用の穴もあけておきます!時間短縮を兼ねて110㎜のホールソーを使ってみました!
石膏ボードの石膏部分では、削る感じなのでサクサクと掘っていけますが、表面の紙の部分では、引っ掛かりを起こし持っていかれそうになりますので、しっかり腕手首を固定して注意を払って行わないと穴がずれたりします!
防音室側、制振シートを貼って排気用の穴をあけていきます!
ビールサーバー自体は、年に数回しか使用しませんが炭酸水を作るのに頻繁にミドボンを利用しますので、その際には、薄暗いと危ないので、ビールサーバー置き場の天井に照明を検討しました。防音室の照明スイッチで連動させますが、防音室を使うときは、不要なので元あった防音室内のスイッチ穴をそのまま利用して、使用しないときは消せるようにしました。
LED照明もずいぶん安くなってきて、型番が変わるとのことで処分価格で売られていたのでこれを使うことに!防音室内もこのタイプで行こうと思っておりますのでテストも兼ねて早速つけてみました!
天井裏から野縁位置や、24時間排気の排気口の位置を見ながら決めたほうが良さそうなので新たに設けた点検口を使おうと思い、開口部の枠補強を行います!これを行っておかないと、体重とか変にかかると天井が壊れますので!
倉庫に転がっている35㎜の野縁を発見!汚れてはおりますが、変形は少ないので、これを使うことに!
変形は少ないといっても若干の曲がり等ありますので現物に合わせながら削り位置等確認します!
カンナ掛けを行うと、私の師匠だった親父が、カンナの扱いに関して色々と熱く語っていたのを思い出します。中学生だった私には、ふーーーん?って感じであまり理解できていませんでしたが、最近になってようやく、それらが何を意味していたのか理解できるようになって腕の方も少しマシになってきたかと感じます!均等に薄皮をはぐように削れるように刃の調整をして削る位置をミリ単位で微調整をかけます!
固定していきます!
横に1×4材を野縁間に掛けて補強完成!
天井裏から100㎜ホールソーを使って穴あけします。下側に屑が落ちますので、シートを固定して受けておきます!
サクッと開口!
下から確認!
ここで照明位置から漏れる光を見て、あることに気が付きました!本棚を置きますので光の位置が奥過ぎて、このままでは本棚の天板で陰になり照明の意味が無いのでは!と!(;´Д`)
防音化で制振シートと石膏ボードを施工してしまってからでは、修正は効きませんので修正が効くうちに修正することに!
ボンドとコーキングで塞いで、新たな位置で再加工します!
シートを貼ってこの位置で決行!
石膏ボードを設置し固定します!
天井裏から、ホールソーのガイドドリルを外して、先ほど開けた穴をガイドにして開口させます!
低速回転でジワリと削ると良い感じで綺麗に穴が開きました!
24時間換気も開けますが、穴がいびつなので、こちらはガイドドリルを戻して開口!
アルミテープで接続固定して元に戻して完成!
天井部は完成しましたので、床部分を仕上げます!
グラスウールを片側にセットし枠の段差も制振シートを貼ってレベルを出しておきます!
小さい方には、窓を塞いだ時と同じようにミラフォーム30㎜をセット!
残り30㎜には、ニードルフェルトを3枚重ねでセット!
制振シートを貼ります!
12㎜のコンパネを寸法に合わせてカット!1Mの定規をガイドとしてクランプで固定して電鋸でカットします!
重量物が乗りますので、周囲だけビスで固定して完成!
後日、壁が完成したらタイルカーペットを敷く予定です!
スイッチ側の壁から石膏ボードを貼っていきます!
前後しますが、スイッチ穴を、下に隠れて見えなくなった位置に復元しないとなので、塞ぐ前にしるしと距離を直角定規等を使ってその基準位置にメモ書きしておきます!
ドンピシャで開きました!
ブレーカーを落として天井裏にて配線作業を行い、仮配線状態でブレーカーON!点灯!
スイッチを設置してビールサーバーコナー照明の完成!
ここまでかかった費用です。ちなみにLANの8ポートハブとか防音工事に関係のないもの及び工具類、古い残り物の部材は計上していません。