電気製品や商品の空き箱ですが、皆さんどうされていますか?大概の方は、処分されていると思いますが、私は、故障した時とかの配送用にとか、不要になった際にヤフオクとかで出品することを考えて捨てずに保管するという習性があります。
それら空き箱で常に物入れや倉庫がいっぱいになってしまい。嫁からの鬼の突っ込みが入ります!中身は無いので軽いのですが、梱包材とかもそのまま保管していますので、場所だけ取ってしまい保管する良い場所が無いか、検討することに!
そこで2階の天井に点検する為の開口部があったので天井をのぞいてみたら、広大な空間を発見!空き箱を保管するには、もってこいの場所と思いましたが、いちいち脚立をかけて、上り下りも大変ですし、点検口は、大きさも限られていますので、良いものが無いかネットで検索!折りたたみで天井に収納できるはしごを発見!
それを設置工事した2008年の写真が出てきましたので記録に残します。
設置した商品は、大建工業のスライドタラップ(天井収納用はしご)という商品です。私の購入したものは、はしごが木製ですが現在は、より軽量になったアルミタイプになっているようです。
ちなみに、屋根裏倉庫に改造するにあたり、構造計算や建築基準法に抵触する可能性がありますのでそのあたりを踏まえて、自己責任となりますので注意してください!特に重量物を保管等は、地震の際、倒壊する可能性もありますので大変危険です。私の場合、保管物は、空き箱等の軽量物ですが耐久性も考慮して工事しております。
工事に際して、事前に商品の仕様を見ながら設置場所の検討に入ります!
まず、24時間空調のダクトと発泡スチロール製の集合部が、天井裏を占拠していましたので、これをまず邪魔にならない壁に移設しました。
メンテナンスも考慮してゴムバンドで引っ掛けて設置しました。
はしごを設置する空間です。写真中央の天井を釣る為の吊木の手前ぐらいに開口部を設けて、はしごを設置する感じで、広大な空間に床を設ける必要もあります。
反対側もかなりの空間ですが今回は対象外とします。
はしごを設置する場所の工事にかかります。
写真手前の梁を利用して、そこにはしごのフレーム枠が来るように、位置を決定します。
はしごフレーム枠を設置します。この大きさで穴を開けていきますが、その前に床面を作成しないと、2面は、梁にガッチリ固定できますが最低3面を固定しないといけませんので、床になる部分を作っていきます。
ツーバイフォー材2本用いて切り欠きを設けて、梁の上面とツライチになるように45角のヒノキ材を梁代わりに2本設置します。
これで、はしごフレーム枠も3面で固定できます!
大型の梁間を、ツーバイフォー材で通すことで床面の強度を高めます!
電気の配線も踏まない位置に移動しなおします!
穴をあける準備がこれで一応整いましたので、開口前に再チェックします!
穴あけ位置を罫書き、フレーム枠をずらして干渉するものが無いか確認!
何せ一発勝負ですので、ミスは許されません!
切断に備えて、下の廊下では、息子に掃除機を持たせて、ジグソーで切断していきます!最後は、バランスを考慮して真ん中あたりの野縁だけを残して、下で天井のボードを支えてもらいながらノコギリで手切りします!
ご開帳~!
フレーム枠の太さ分、野縁を全て手切りしていきます!天井面にきっちりフレーム枠が入る状態にします!
床部をコンパネで作っていきます。
吊木も新設の梁に固定して不要部をカットして空間を完成させます。
はしごフレームも固定していきます!
2階の廊下が見下ろせています!それまでは、あまり高さを感じることもありませんでしたが、開口することで一気に高さがわかり、恐怖を感じるようになります!(;´Д`)
2階の廊下が見えており、はしごの着地する地点となります!
いつもながらの事ですが、嫁が買い物から帰ってきて、2階の天井に穴が開いてるのを見て絶句しております!笑
はしごのユニットをフレーム枠に設置しますが、はしごの部分等を一旦外して、出来るだけ軽くして、息子達にも手伝ってもらって固定します。作業に必死なので、写真撮ってないですが、はしご部に、切断した天井の石膏ボードをカバーとして組み付ける必要がありますのでサイズに収まるように、切断し設置します。
その際注意しないといけないのは、野縁が不要なので、取り外す際、モノ自体が石膏ボードでその上にクロスが貼られていますので、丁寧に外さないと止めているクギ等でクロスを突き破ったり、ボード自体が割れて、クロスにしわが出来たりしますので、慎重に行います。4本野縁がありましたがビスで固定されている為なかなか外れなくて、野縁をノコギリで小刻みに刻んでいき、ビスだけが残る形にしてから、サンダーで切り落としました。
この角度から見ると吹き抜けで1階まで見えるので3階の高さにいることになります!ちなみに今回床を設けているのは、その吹き抜けの天井に当たりますので、床が抜けることは許されないのでかなり強度と安全を見て施工しております。
ユニットを元通り組み付けて完成です!床部もコンパネを張って完成させます。
これぐらいで一応完成としました!きちんと全て床を張って、フローリングとか壁も仕上げれば、屋根裏倉庫として利便性は増しますが、そうなると家族の者が何でもかんでもここに持ち込んでしまうので、あえて使いにくさを残すことで、私専用の空き箱保管場所として屋根裏空間だけを使う形としました!
今回、作った屋根裏倉庫を下から見るとこの広さが該当する吹き抜け部の天井になります。広さとしたら4.5帖~5帖ほどです。
飾り枠を設置して、はしご部の蓋を完成させます。
完成後の写真を撮っていなかったので設置してから12年後の2020年の写真を乗せておきます。12年も経っているのでよく見ると天井のクロスの接合部が浮いてきたりしています。
はしごを下すには、子供部屋の扉を閉めるか開けきるかしないと下せません。扉を中途半端な位置のまま、はしごを下したのか蓋の部分にぶつけて、へこんだ跡が残っています。
現在でも軽いもので意外とかさばるようなものが保管されています。
床に接する部分には、フェルトを張って傷がつかないようにしています。
部屋とか、外の倉庫で空き箱等を保管していた時は、半年もしないうちにほこりが積もったりして汚れていたのですが、屋根裏は、風の通りもほぼ無いので数年たっても綺麗な状態で保管できており意外な発見でした!完成した当初から保管されている箱とかには、微粒子状の埃がうっすらついてる感じですが、濡れ雑巾でサッと拭けば元通りで、日焼けして変色することもないのですが、夏場は、それなりの温度になりますのでその点だけ注意が必要です。
大阪で不動産営業していた時、一部の建売屋の社長さんが新築戸建てで、「建築確認申請時には、屋根裏倉庫部を除外して申請しておいて(屋根裏の倉庫部分は、作っておいて)、確認申請が終わって入居後に、はしごとか開口部を設けることで、固定資産税が少し安くなるねんわ!節税のため!グレーゾーンやけど!」とかおっしゃっておられましたけど、かなりブラックと違うんかーい!って思ってました!汗
まぁ昔で言えば、蔵を建てれるぐらい儲けているのでしょうから、その分、お国に税金を納めてね!っていうところですので、屋根裏倉庫等を設けると固定資産税とか変わってくる可能性があります。大きさとか作りによってかかってくるか決まるみたいですので、これを見られて自分でDIYでされる場合は、くれぐれもその点にご留意ください!
それと高所での作業となりますので、転落や強度不足で抜け落ち等、命に係わる危険性もあります。あくまでも作業を行われる場合は、自己責任で行ってください!